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 あらすじ

永禄九年(1566年)、睦月。

 

出雲国の戦国大名・尼子氏は、安芸国の毛利氏に攻め寄られ、
月山富田城に追い詰められていた。

 

長引く籠城戦に城内は疲弊し、敵に寝返る者も現れはじめる。

そんな尼子の陪臣の家に生まれた“何某”は、
濡れ衣を着せられた主君もろとも、一族を皆殺しにされてしまう。

 

 

 

解説

戦国時代後期~安土桃山時代初頭の岡山県を舞台にした時代劇です。


歴史的には、戦国大名浦上氏のお家騒動に端を発する

「天神山城の戦い」の裏で起こっていた一事件、という体裁をとっています。

 

戦国武将イメージ曲コンピアルバム『極東武将音楽祭』にて、
主催の家本が作詞した『夢の跡』という曲から派生した続編になりますが、
特に事前知識は不要で、単体で見られる作品になります。

 

時は流れて、天正三年(1575年)。

 

備前国を支配する大名・浦上氏の家中は、
世継ぎの問題を巡って二つに割れ、互いに対立を深めていた。

 

そんな中、相争う城のひとつである野谷城の姫“るい”が、
城へ戻る道すがら、対立する吉永城の侍に襲われる。

偶然その場に居合わせた“何某”は、一刀のもとに追手を斬り伏せ、
姫を助けた恩人として野谷城に招かれる。

 

しかし――

 

「――あれは尼子の残党だ。富田での戦の折、顔を見たことがある」

 

吉永城の背後には、因縁の毛利の影がちらついていた――

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